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​​日本史学研究室へようこそ!

 

(このサイトで紹介する講義・演習は2025年度現在のものになります。

内容等が変更される場合もありますのでご了承下さい)

​詳しいシラバスはこちらで確認ください。

 

 

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​1年生講義

日本史概論(秋学期)

 古代から近現代にいたる日本史学研究の現状について、どのような視点にたって検討すれば良いかについて、いくつかの注目すべき論点に即して事例紹介を行う。本授業それ自体は網羅的な通史的叙述ではないが、学習者が自ら主体的に通史的叙述を学び取り、それぞれなりの歴史像を形成する際の導入的な論点提示を行うこととなる

​ 日本史上、古代から近現代に至るさまざまな論点について検討するための視点を身につけることを目標とする。 

​2年生演習・講義

日本史史料学入門演習Ⅰ(春学期)
 古代の歴史書を題材として、史料を読解する能力を身につけることを目的とする。『続日本紀』をテーマとする。

​ 和風漢文を読解する能力を身につけることを目標とする。

日本史史料学入門演習Ⅱ(秋学期)
 近世のくずし字解読の演習を行うことが目的である。近世の古文書は、ほかの時代の古文書に比べて読みやすいものが多いので、まずは近世文書の書体に慣れることによって、将来的には中世文書、近現代文書もきちんと読めるようになることを目標とする。

 卒業論文など自身の研究活動で未公刊のくずし字史料等を活用できるようになる。 

日本史論文入門演習(春学期)
 
日本史学の学術論文の読解能力を養う。また、今後の演習や卒業論文の執筆にむけて、論文に関する基礎的なルールを身につけることを目的とする。
 本授業では、受講生が授業終了後に、論文を批判的に読み取り、史料的根拠に注意する態度を獲得していることを目標とする。

日本史史料学概説Ⅰ(秋学期)

 日本史を研究するために必要な歴史資料について概説することにより、史料から情報を引き出すための手続き、史料批判の方法を身につけ、もって、日本史学一般の基礎的方法論を習得することを目的とする。 

​ 日本古代を研究するための史料を取り扱うにあたり、史料批判の方法を身につけることを目標とする。

日本史料学概説Ⅱ(秋学期)

 中世文書の文面だけでなく、伝来や様式なども組み合わせて、多面的に歴史的情報を引き出せるようになる。 

​ 日本中世史料の概容とその要点を理解し、あらたな史料学の展開に対応できる知見を身につける。 

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3年生演習

日本史演習Ⅰ(春学期・秋学期)
 古代の文書(法制史料)を題材として、文書を読解する能力を身につけることを目的とする。『類聚三代格』をテーマとする。 

 古代の文書を読解する能力を身につけることを目標とする。

 授業の方法:古代の文書のうち担当すべきものについて、下記の内容につき報告する。
      その後、全員で質疑応答を行う。
 報告内容:基本(読み下し・語釈)
     読解(内容解釈・関連史料の提示)
     展開(事項解説・論点抽出・先行研究の批判・報告者の見解・今後の課題)

日本史演習Ⅱ(春学期・秋学期)
 中世史料の読解と調査に関する基礎的な技能を身につける。

 日本中世史を中心に、自立して研究論文(卒業論文、修士論文等)の準備・執筆作業ができるようになる。 

 愛知県史など自治体史中世資料編に掲載されている史料類をテキストとする。毎回担当者を決め、その報告をもとに、受講者全員で質疑応答を行う。報告と質疑応答の主な内容は、史料の正確な読解、関連史料の調査、先行研究の解釈に関する検討などとする。機会があれば、定時以外の土日などに、史料原本等に出向くことも積極的に検討する。

日本史演習Ⅲ(春学期・秋学期)
 江戸時代の地域史料を素材にして史料解読の演習を行うのが目的である。日本近世史料の文体に慣れ、史料解読の基本を身につけることを目標とする。 

 日本近世史における史料読解の基本が身につく。 

​ 受講生は、指定されたテキストのうち、おおよそ史料をひとつずつ(最初のうちは一ヶ条ないしは数ヶ条ずつ)分担して解釈・解説を行う。授業時までに史料レジュメを準備しておき、口頭発表を輪番で行う。

日本史演習Ⅳ(春学期・秋学期)

 歴史学とは現状批判の学問である。ものごとを批判的に把握する力を鍛え、自らの身につけること、そのために歴史学における議論をふり返りながら、現状批判をするとはどのようなことなのかについて考察を深めることを目的とする。

 本授業では、受講生が授業終了後に、日本近現代史に関する知識と史料を分析する能力を得ることを目標とする。

 春学期は近現代天皇制に関する近年の研究をを批判的に読み込んで議論し、近現代史を分析する方法を身に付ける。

​ 秋学期は新聞の新聞とも言える『占領期の新聞・出版・放送メディア界―『新聞協会報』』(1947年3月~1952年4月)から、報告者が気になった記事を選び、当時の時代状況について説明するとともに、一般紙や一般雑誌との比較を行い、占領期の日本について理解を深める。

文化資源学Ⅱ(春学期・秋学期)

 この演習では、宮都・陵墓等に関する文献史料を読解し、現地を踏査することを踏まえ、過去の天皇がどのように人々によって扱われたのかを理解することを目的とする。

 古代の事象や遺跡が近世~近現代においてどのように調査・研究・顕彰されたのかを理解できるようになることを目標とする。

 今年度は難波宮及びその周辺の遺跡等をとりあげる。

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​​3年生以上講義

日本史史料学概説Ⅲ(秋学期)
 近世史料の形態と内容について、現在おそらく最も目にすることの多い村方文書をベースに概観する。そのうえで、町方文書や武家文書・朝廷文書などをも検討対象とし、それら史料の形態および形態と内容の相互関連を学ぶことが目的である。それら史料群を解析することを通じて近世の政治・社会・文化の理解へと進むことを目標とする。

日本史史料学概説Ⅳ(春学期)

 日本近現代史における史料について概観し、それに基づいてどのように歴史を研究するのかを、実例を基にしながら考察することを目的とする。本授業では、受講生が授業終了後に、日本近現代史の史料に対する知識を習得し、日本近現代史の方法論を説明できることを持つことを目標とする。

日本史講義Ⅰ(春学期)

 古代国家が手工業生産をどのように掌握しようとしたのかという問題を理解し、もって日本史学の専門的知識を修得することを目的とする。

​ 日本古代において、律令国家が手工業生産・建築生産にどのように関わっていたのかを理解することを目標とする。 

日本史講義Ⅱ(春学期)
 教員が日本中世史に関しどのように調査・研究を遂行しているのかを実見し、学生自身が研究を進め、論文を執筆する際の参考にする。 

​ 日本中世史に関し教員が提案する新しい知見を共有しつつ、批判的に吟味する姿勢を身につける。 

日本史講義Ⅲ(春学期)
 近世日朝外交史研究の現状を批判的に検討することが目的である。そのことを通じて幕藩制の特質について理解を深めることが目標である。 

 近世日朝外交史研究の現状を批判的に検討することを通じて、幕藩制の特質について理解を深めることができる。 

日本史講義Ⅳ(秋学期)

 日本の歴史において、天皇制が最も重要なテーマの一つであることは言うまでもない。
 2016年夏以降、天皇の退位問題から、象徴天皇制に関する議論や話題が新聞・テレビなどで盛んに取り上げられた。そもそも、なぜ天皇制をめぐる議論が起こるのか。日本社会において、天皇とはどのような存在なのか。これを近現代史の点から考察することを目的とする。

 本授業では、受講生が授業終了後に、近現代の天皇制についての知識を習得し、日本近現代史の方法論を説明できること、天皇制に対して自身の見解を持つことを目標とする。 
 

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