名古屋大学日本史学研究室
教員紹介
古尾谷知浩教授(古代史)
1995年 東京大学大学院人文科学研究科(博士課程)修了
学位:博士(文学)
主要著書
『律令国家と天皇家産機構』塙書房、2006年
『文献史料・物質資料と古代史研究』塙書房、2010年
『漆紙文書と漆工房』名古屋大学出版会、2014年
主要論文
「古代の内蔵寮について」『史学雑誌』100-12、1991年
「律令中央財政の出納体制」『史学雑誌』104-2、1995年
「都城出土漆紙文書の特質」『奈良古代史論集』3、1997年
「国家反逆罪における没官物の処分について 」『日本歴史』590、1997年
「東大寺正倉院勅封蔵の出納体制 」『正倉院文書研究』5、1997年
「内蔵寮の進上木簡」『名古屋大学文学部研究論集』史学46、2000年
「都城出土漆紙文書の来歴」『木簡研究』24、2002年
「<資料>史料紹介「延享四年開関解陣勅符写」」『名古屋大学文学部研究論集』史学 48、2002年
「祢布ヶ森遺跡出土の題籤軸 」『名古屋大学文学部研究論集』史学 49、2003 年
「杯蓋硯考 : 「転用」概念の再検討 」『名古屋大学文学部研究論集』史学 50、2004年
「古代の鋳銅 」『名古屋大学文学部研究論集』史学54、2008年
「延暦八年六月十五日勅旨所牒の伝来について 」『古代文化』60(1)、2008年
「平安時代の梵鐘生産 」『名古屋大学文学部研究論集』史学55、2009年
「平安時代の瓦生産 」『古代文化』61(1)、2009年
「京と流通」『季刊考古学』112、2010年
「1石俵の付札 」『HERSETEC = テクスト布置の解釈学的研究と教育』5(2)、2011年
「日本古代の寺院造営における帳簿の操作」松澤和宏編『テクストの解釈学』水声社、2012年
「古代尾張国・参河国の手工業」赤塚次郎編『尾張・三河の古墳と古代社会』同成社、2012年
「国司と神宝」『名古屋大学文学部研究論集』史学58、2012年
「古代の漆工」『名古屋大学文学部研究論集』史学60、2014年
斎藤夏来教授(中世史)
1999年 名古屋大学大学院文学研究科(博士課程)単位取得満期退学
学位:博士(歴史学)
主要著書
『禅宗官寺制度の研究 』吉川弘文館、2003年
(共著)『瀬戸市史』資料編3、原始・古代・中世、愛知県瀬戸市、2005年
(共著)『瀬戸市史』通史編上、愛知県瀬戸市、2007年
(共著)『山梨県史』通史編4、近世2、山梨県、2007年
主要論文
「五山十刹制度末期の大徳寺―紫衣事件の歴史的前提―」『史学雑誌』106-7、1997年
「江戸幕府成立期の政教関係と紫衣事件」『歴史学研究』715、1998年
「鎌倉後期の禅院住持職と政治権力」『年報中世史研究』25、2000年
「織豊期の公帖発給権―五山法度第四条の背景と機能―」三鬼清一郎編『織豊期の政治構造』吉川弘文館、2000年
「初期足利政権の公帖発給ー「招聘」と「分与」の相克ー」『日本史研究』471、2001年
「禅宗十方住持制の再検討」『禅文化研究所紀要』26、2002年
「戦国期知多半島の五山文学受容ー『鏤氷集』の検討を中心にー」『年報中世史研究』29、2004年
「足利政権の坐公文発給と政治統合」『史学雑誌』113-6、2004年
「叢林と夷中ー諸山・十刹の住持補任分析ー」『歴史学研究』791、2004年
「旗本家臣伝来の古文書留」『名古屋大学附属図書館研究年報』3、2005年
「戦国期知多半島の豪族と禅宗菩提寺」『知多半島の歴史と現在』13、2005年
「室町期関東公方の公帖発給」『禅文化研究所紀要』28(頁:179-202)、2006年
「秀吉の画像賛」『禅学研究』86(頁:126-147)、2008年
「家康の神格化と画像」『日本史研究』545(頁:1-28)、2008年
河西秀哉准教授(近・現代史)
2005年 名古屋大学大学院文学研究科(博士課程後期)満期退学
学位:博士(歴史学)
主要著書
『「象徴天皇」の戦後史』講談社、2010年
(編著)『戦後史のなかの象徴天皇制』吉田書店、2013年
『皇居の近現代史』吉川弘文館、2013年
『うたごえの戦後史』人文書院、2016年
『明仁天皇と戦後日本』洋泉社、2016年
(編著)『平成の天皇制とは何か』岩波書店、2017年
『近代天皇制から象徴天皇制へ』吉田書店、2018年
(編著)『皇后四代の歴史』吉川弘文館、2018年
『天皇制と民主主義の昭和史』、人文書院、2018年
主要論文
「新生日本と皇太子外遊」『年報日本現代史』9、2004年
「1950年代初頭における象徴天皇像の相剋-京都大学天皇事件の検討を通じて 」『日本史研究』510、2004年
「講和条約期における天皇退位問題-明仁皇太子の登場と講和独立を背景として」『史林』88-4、2005年
「象徴天皇制・天皇像の定着-ミッチー・ブームの前提と歴史的意義」『同時代史研究』1、2008年
「敗戦後の長谷川如是閑-その学問・教育論と秩序論をめぐって」『中央大学史紀要』15、2010年
「天皇制と現代化」『日本史研究』582、2011年
「新しい皇室像への宮中の対応-『倉富勇三郎日記』の検討を通じて」『二十世紀研究』13、2012年
「総力戦下における合唱-その論理の検討」『神戸女学院大学論集』59-1、2012年
「天皇制と民主主義-敗戦直後の知識人における天皇制擁護の実相」『Notre critique』6、2013年
「高校日本史で女性の歴史をどのように教えるか?」『女性学評論』29巻、2015年
「戦後社会と象徴天皇制-明仁天皇・美智子皇后に焦点をあてて」『歴史評論』784、2015年
「戦争責任論と象徴天皇制」『歴史学研究』937、2015年
「敗戦後における昭和天皇の「日本」意識」『Juncture:超域的日本文化研究』7、2016年
「1950年代うたごえ運動論」『大原社会問題研究所雑誌』707・708、2017年
「三笠宮の「史学会発言」と社会」高木博志編『近代天皇制と社会』思文閣出版、2018年
「戦後天皇制と天皇-制度と個人のはざまでの退位」歴史学研究会編・加藤陽子責任編集『天皇はいかに受け継が
れたか』績文堂出版、2019年
「平成の天皇制を歴史学として研究するには?」『日本歴史』853、2019年